ペンらぼ

研究職を目指している札幌の大学生のブログです

高校野球 第101回の夏 準決勝

こんにちは、ペンたんです。今回は夏の甲子園の準決勝の振り返りと決勝戦の展望について書いていこうと思います。

目次

  1. 明石商業(兵庫) VS 履正社(大阪)
  2. 星陵(石川) VS 中京学院大中京(岐阜)
  3. 決勝戦の展望

明石商業(兵庫) VS 履正社(大阪)

準決勝まで全て一点差で勝利しており接戦に強い明石商業と今大会全ての試合で10安打以上打ってきた強打の履正社の戦いでした。

この試合の注目点は 明石商業の二年生エース中森 VS 履正社打線 でした。

試合結果は 7対1で履正社の勝利でした。

履正社は1回表に中森君の立ち上がりを攻め一挙に4点をとりました。

1番の桃谷君のフェンス直撃のスリーベースヒットから始まり打者一巡しました。中森君は兵庫県大会から立ち上がりに不安が残るピッチングが続いていました。履正社打線が中森君の弱点をうまく突くような形になりました。また、中森君は塁上にランナーを置くとそうでないときに比べてストレートの平均球速が約5km/hほど落ちるという弱点もありました。1回の攻撃では常に塁上に履正社のランナーがいたことも大きかったと思われます。

一方で履正社の先発投手は今大会初先発の背番号17岩崎投手でした。これは2日前の試合でエースの清水君が完投しており疲れの影響があったためだと思われます。明石商業打線は1回裏に来田君のバックスクリーンへの先頭打者ホームランで1点を返しましたが、そこから岩崎君をなかなか捉えることが出来ませんでした。岩崎君は今日の試合はmax143km/hで甲子園に出場している投手の中ではそれほど球速が速いほうではありませんが高低をうまく使いながら明石商業打線をフライアウトでうちとっていた印象があります。

2回以降は中森君も立ち直り拮抗した戦いになりました。両投手四死球をほとんど出さないのでスムーズに試合が進んでいきました。ランナーを出しながらなかなか追加点を奪えなかった履正社打線でしたが5回に1点、9回には二番手・安藤投手、三番手・杉戸投手から2点を奪いました。明石商業打線は1回以降、点を取ることが出来ず岩崎投手に130球1失点の完投勝利を許してしまいました。

この試合でも履正社打線の強打を見ることが出来ました。この試合でも13安打を記録し5試合連続の2桁安打になりました。また、岩崎君が完投してくれたおかげでエースの清水君を温存することが出来たのは非常に大きいと思います。

星陵(石川) VS 中京学院大中京(岐阜)

今大会ナンバーワン投手の奥川君を要する星陵と今大会全ての試合で終盤にビックイニングをつくり逆転してきた中京学院大中京の戦いでした。

注目の両チームの先発投手は星陵が奥川君、中京学院大中京が不後君でした。

試合結果は 9対0で星陵が勝利しました。

先制したのは星陵でした。4番の内山君がライトへの犠牲フライでした。その後も星陵打線が確実に点を積み重ねていき3回の時点で6点を取りました。3回戦まではなかなか打線の調子が上がってこなかった星陵でしたが、ここにきてチャンスでヒットが出るようになってきました。中京学院大中京は四球が痛かったように思えます。j

奥川君の投球は今日も圧巻でした。3日前の智弁和歌山戦の14回165球の投球の疲れはほぼ中京学院大中京の打線を無四球10奪三振でわずか2安打に抑えました。これまでの試合では終盤に集中打を放っていた中京学院大中京でしたが今日は完璧に抑えられてしましました。やはり奥川君は今大会の中でも別格だと思います。

中京学院大中京は今まで主に3投手の続投で勝ち上がって来ましたが星陵の打線をかわすことが出来ませんでした。星陵の先発が奥川投手であることを考えると星陵打線を2点に抑える必要がありましたので、3回までに6点を取られてしまったのは非常に痛かったです。

勝戦の展望

決勝は 履正社(大阪) VS 星陵(石川) になりました。

注目は 履正社打線 VS 星陵のエース奥川君 になると思います。

実はこの2チームは選抜大会でも対戦しています。そのときは奥川君が履正社打線を3安打完封し、星陵が3対0で勝利しました。しかし、そのときに比べ履正社打線の調子が上がっているように思えます。準決勝では今まであまり当たりのなかった7番の野口君や8番の野上君にも当たりが出てきました。履正社の先発はエース左腕の清水君だと思われます。履正社打線は好調といっても奥川君からとれるのは3点だと思います。履正社投手陣は星陵打線をなんとか2点に抑えたいところです。

星陵としては不安だった打線がここに来て調子が上がってきました。また、奥川君も好調を維持しています。星陵としては先制点を奪い試合の主導権を握りたいところです。

履正社の注目選手は1番で出場している桃谷君です。今大会は5試合全てで第1打席にヒットを放っており、リードオフマンとして打線に勢いをもたらしています。星陵の注目選手は奥川君です。ここまで自責点0の活躍で48年ぶりの防御率0.00に期待がかかります。